第2章 ☆Story20☆ 新しい担任の先生登場!!
太輔side
『ゆりなんだって?』
「今日新しい担任が来て、その先生が各家に家庭訪問だと(苦笑)
ここにはちょうど一週間後にくるみたいだな。」
『家庭訪問って……私の時代ではほとんどなかったよ?笑
太輔もしたことないでしょ?』
「あぁ。
俺が子供の時は確かにあったけど……俺が教師になってからはそんなことする先生はいなかったぞ?
てか、今の時代家庭訪問ってタブーみたいな傾向あるけど……」
『変わった先生っぽいね笑』
「ゆりも言ってた。
……てか、先生が先生のところに家庭訪問来るのか……」←
『笑笑
てか、その先生ってちょっと歳いってるのかな?
家庭訪問するってことは……』
「どうなんだろうな……荒木剛太って人みたいだけど……」
『まぁ一週間後のお楽しみってことかな笑
あ、私その日はリビングにいたい!
だってどんな先生か母親としては気になるもん!』
「はいはい、そう言うと思ったよ……」
(ま、荒木先生に突っ込まれたら死んだ妻のか
ゆりのぬいぐるみって言えばいいだけの事だしな……)
『それにしてもどんな先生なんだろ〜♪
若くてかっこいい先生だったらいいな〜♡』
「……。」
(俺はやだな……)←
両親がそんな話をしてる中ゆりは……
「パパと荒木先生……対面したらどうなるんだろ……」
『まぁ最初はお互い驚くと思うけど、すぐ馴染むと思うよ笑』
「だね笑
さーて、私の二者面談は明後日か……
明日は1日中お仕事だしスケジュールの確認でもしようかな……」
(そういえば、憲吾の次の大会っていつなんだろ……)
ゆりはタルトを食べながらスマホをいじり始める。
「東京、高校生、ボクシング大会……っと……」
『……彼氏に直接聞けばいいのに……』
「練習の邪魔になるからいーの!
……あ、すぐヒットした!」
『……。』
(これが母さんだったら、
真っ先に父さんにLINEか電話するんだろうなぁ笑)