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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


涼介side

涼介達はあの後事務所に残ってそれぞれ事務仕事をしていた。
そんな中、突如千鶴からゆりが寮内で取り乱し
寮から飛び出してしまったという連絡を受けた。
そして涼介は自身のスマホのGPSを頼りに自身も探すことにしたのだ。
侑李や他のマネージャーも一緒に行くと言ったが警備や警察にも
連絡はいっているようなので自分一人で十分だと説明した。


「っゆりちゃん、一体どうしたって言うんだ……!」


涼介は急いで車を出しGPSを元に走らせた。
現在ゆりのいる場所からは動きはなかったのでその場に向かっていたが
突然GPSの場所が変わり動き始めた。


「っ!?
突然動き出した……しかもこの速度は歩きや走りじゃない……
まさか車かバイクか?っ……クソ……!」
(お願いだからゆりちゃん、無事でいてよ……
もしその車が組織の奴らだったら……)


組織の連中ではないことを祈りながら車を走らせる涼介、
ただゆりが無事でいることを祈った……。







ゆりside

みんなが必死に自分を探している中、
ゆりはタイスケの車の助手席に座ったままずっと俯いていた。


「……。」

「っ……ゆりちゃん、もう少しで俺んち着くよ?」

「……。」

「っ……何か言ってよ……汗」
(本当に、ゆりちゃんどうしたんだよ……タマや千賀の言ってた通り
三船と別れてあの東郷と……けど、
今のゆりちゃんに三船と別れる理由なんて……
しかも、よりによってアイツと……
ゆりちゃんの様子が少し戻ったら、聞いてみるか……)


そして車は自宅マンションの地下にある駐車場に着いた。


「ゆりちゃん、俺んち着いたよ?
俺の部屋15階なんだよね。」

「……。」


ゆりは車から降りタイスケの後ろについて行くがゆりは
何を思ったのか右手でタイスケの上着を掴んできた。


_ギュッ…


「っゆり、ちゃん?ホント今日どうしたの?
……急に甘えてきてさっ!笑」
(やべ、不覚にも可愛いって思っちゃう……)

「……。」

「……ま、こんな日もたまにはありか……」


タイスケはそのままゆりに上着を掴まれたまま
15階にある部屋に向かった。
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