第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「残念だったね宙くん笑」
「ほーんと、残念っすよ樹さん……」
2人を見ていたのは宙と樹だった……宙達は路地裏に潜んでいたが
宙は壁にもたれかかった。
「たまたまオレがここの通りにいてゆりちゃんがなんかピンチだって
連絡入ったからバイクもスタンバってたのにさー……」
「さすがのオレっちもキスマイは予想外だよ(苦笑)
でもとりあえず、響さんとかに捕まんなくて安心じゃない?」
「……ま、それが不幸中の幸いっすね。
まぁ、相手が憲吾くんだったら話はまた別っすけど。」
「さすがに三船くんの学校からはここまでは遠いし会う確率のほうが少ないっしょ。」
宙は2人が入った車を見ながら一つため息をついた。
「はぁ……ま、最近は出番なかったしちょこっとは譲ってあげてもいいかな。
どうせアイツがゆりちゃん振り向かすなんてオレ以上に無理だろうし。」
「そんな余裕吹っかけといて大丈夫〜?笑
なんやかんや言って付き合い長いんでしょ?あの2人、」
「けど現にアイツは憲吾くんの足元にも及んでない。
1回ゆりちゃんのピンチ救ったところでちょっと好感度上がるくらいでしょ?」
「……宙くんも随分大人舐めるね〜笑」
「それ、樹さんのことも言ってます?」
ジト目で樹を見る宙だが樹はいつもの様子で宙をかわした。
「いやいやそんなつもり笑
大人の恋愛なめんなよー?って感じ?w」
「……そうなったらあの人も完全なるロ●コンになるでしょ。
けどその点に関しては兄貴より全然マシだとは思うけどね……んで、
どうするんすか、あの状況……オレ的にはスゲェぶち壊したいっすけど。」
宙は分かりやすく頬を膨らませた。
「えぇ?今日はキスマイに譲るってさっき言ってなかった?笑」
「でもやっぱりなんかやだ……。」
宙達はそんな会話を交わしながらしばらく2人の様子を伺うのだった。
そして車に乗っているゆりとタイスケ、
タイスケはまだ泣いているゆりの頭を撫でてあげていた。
「……ゆりちゃん、学校か仕事で嫌なことあった?」
「っ……」
ゆりはタイスケの問いに首を横に振った。
「……寮まで、送る?」
「っ!」_ブンブンッ
ゆりは何も言わず首を激しく振った。
「っ……」