第2章 ☆Story20☆ 新しい担任の先生登場!!
「じゃあそろそろ切ったほうがいいですよね、
練習もあるみたいですし、」
【すまないな。】
「いえ!私が勝手にかけただけですからっ
それじゃ、練習頑張ってくださいね?」
【あぁ、ありがとう。
それじゃ。】
こうして2人は電話を切った。
「……さーて、
私もおやつタイムに行こうかな……」
ゆりはスマホを持ってユウがいるリビングルームに向かった。
『あ、ゆりちゃん!
お電話タイム終了?』_モグモグ
「うん……って!
それ私が取っておいたイチゴタルト!?」
『まだ4分の1しか食べてないし!』
「……私が一番に食べたかった……」←
ゆりはほっぺを膨らます。
『……。』
(母さんそっくり……)←
こうしてゆりとユウは
イチゴタルトとレモンティーのおやつタイムを過ごした。
「……あ、パパに荒木先生が家庭訪問にくるってこと伝えなきゃ……
でもパパ平日は仕事だし……大丈夫かな……」
一応ゆりは家庭訪問の日程を
剛太から貰っている。←『スケジュール組むのはや!』by.ユウ
ゆりは太輔に電話をかけることに……
【もしもし?
ゆり、急にどうした?】
「あ、出た!
てっきり仕事中かと思ったけど……」
【今帰ってきたとこ】
「そうなんだ!
あのね、今日始業式で、新しい担任の先生が来たんだけど……」
【俺んとこにも陸が来たよ。
その新しい担任がどうした?】
「荒木剛太先生っていうんだけど、
結構変わった先生で家庭訪問するって(苦笑)」
【……。】
電話越しの太輔はすっかり固まった。
「それで、パパのところにはちょうど一週間後に行くみたい。
その日って仕事?」
(パパに似てるっていうことはまだ黙っとこ♪)←
【……まぁ、そうだけど……時間は?
夕方には帰ってくるけど……】
「時間は5時になってるよ」
【……なら、多分帰ってきてると思う。
わかった、5時までには家にいるようにする。】
「うん、じゃあそういうことだから当日はよろしくね!」
【あぁ。】
こうして太輔との通話も終えたゆりは
おやつタイムを再開するのだった。