第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「っちょ先生!
ゆりに誰かしら彼氏いるとは思ってたけどまさかの不良くん!?」
「でもキスマイの藤ヶ谷より全然マシじゃねぇか?」←
「……苦笑」
(なんか微妙に貶されてるような……)
思わず陸と和真の言葉に苦笑いを浮かべる憲吾。
「っおい……あまり三船くんをからかうな。
三船くんは、ゆりにとって一番大切な人だ。
……他の誰よりな。」
「っ……」
(お父さん……)
太輔から出た予想外の言葉に少し驚いた表情を見せる憲吾、
まさかゆりの父である太輔からそのような言葉が出るとは夢にも思わなかったのだ。
「お、親バカの先生がそんなふうに言うなんて……」←
「ほぉ……」←
目をパチクリさせながら太輔を見る陸、和真は興味ありげに憲吾を見た。
「っ……汗」
「「……。」」
((あの憲吾が戸惑ってる……ちょっと可愛いかも。))←
そんな中双子は弟が可愛く見えて仕方なかったのだ。
そしてずっと立っていた太輔たちはとりあえず椅子に座り
太輔のおすすめ品を陸と和真は注文。
一方で圭吾と勇吾もコースメニューを決めたが憲吾はまだ決まってなかった。
「憲吾、まだ悩んでるの?」
「いや……名前見てもよくわかんねぇし……」
「まあこういうレストラン高校生だとなかなか縁ないもんね(苦笑)」
「……三船くん、」
「ぁ、はい……!」
その様子を見ていた太輔は憲吾に声をかけた。
思わずびっくりする憲吾であったが太輔のほうに顔を向けた。
「ここ、ゆりも何度か来たことあるんだ。
それでゆりはよくイタリアンのフルコース頼んでたぞ。」
「おぉ……先生が助け舟出した。娘の彼氏なのに。」←
「コイツも色々成長してるようだな。」←
「だから陸と九条、いい加減黙れ。」
「「へーい……」」
憲吾はゆりも食べているという同じコースメニューにすることにした。
その後圭吾は店員に声をかけ注文を済ませた。
そしてその店員が気遣ってくれたのか2つのテーブル席をくっつけてくれた。
なので料理が運ばれてくるまでの時間はお互いのグループ同士で会話をした。