第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「へぇ……3人とも同じ高校で教師をしてるんですか!」
「えぇ、特にこの2人は卒業生なんですよ。」
「凄いですね、2人揃って卒業高校に勤務って……」
圭吾と太輔はお互いの波長が合うのかよく会話を交わしていた。
そんな中陸と和真はゆりの彼氏である憲吾に
興味津々なようで積極的に声をかけてきた。
「なぁなぁ三船くんっ」
「ぁ、はい?」
「ゆりと付き合うまで、色々あったんじゃない?
特に恋のライバル笑」
「えっと……まぁ、キスマイの藤ヶ谷さんあたりは……」
(最近は東郷宙の印象が強くてすっかり忘れてたわ……)←
「海水浴の時凄かったもんなー笑
……でもわりかし九条はあっちの方応援してなかったか?」
「別に応援はしてねぇよ。
ただ少しだけ昔の自分に似てたから同情してただけだ。」
「同情……?」
思わず首を傾げる憲吾、タイスケのどこに同情するところがあるのかと思った。←
「三船くんは、ゆりの母親の話とか知ってるか?」
「えっと……玉森百合さんって人で亡くなってるんですよね?」
「うん、それはそうなんだけど俺がその母親の元カレで
コイツは一応 "仮" でその母親と一緒になるつもりだったの笑」←
「っおい神城、その話やめろって言ってんだろっ
それに仮を強調すんな!」
「まぁコイツもコイツなりでお母さんのこと好きで今じゃ想像つかないだろうけど
めっちゃ敵視してたの。
まあ九条からしたらずっと一緒にいる約束をしたお母さんがいつの間にか
先生と一緒になってたからね笑」
「……。」
(なんか、色々端折ってるけど凄い過去……でも山田さんも言ってたっけ、
ゆりのお母さん凄いモテてたみたいな話……)
「……ガキンチョの母親、一体何者だよ……」
(それに玉森百合って名前……)
3人の会話を聞いていた勇吾は少し気になるのであったが
玉森百合という名前はどこかで聞いたことあるような気がした。
勇吾の視線に気づいた陸は勇吾にも声をかけた。
「えっと、勇吾さんでしたっけ?
勇吾さんって何歳っすか?パッと見同世代かなって思いますけど」
「……30だ。」
「んじゃ2歳しか変わらない!俺と九条は32だからほぼ一緒っ」
(コイツ年下に見えたけど年上かよ……)
「それが、どうかしたのか?」