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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


「あぁ、会いたくて仕方ねぇよ……。」

「っ憲吾……!」


苦しむように眉間に眉を寄せ呟く憲吾、
普段本音を口に出すことが少ない親友がここまで曝け出すことに
吾郎も驚きを隠せなかった。それ以上に胸を痛めた……。


「っ……俺、ゆりに何もできないのがすげぇ辛い……
今の俺にできるのはただゆりの視界に入らず遠くから見てることしか……」

「っ何でそんな……!
お前ゆりちゃんの彼氏だろ!?
彼氏なら……っ堂々と構えてろよ!」

「それができたら苦労しねぇんだよッ!!」

「っ!!」


顔を俯かせながら声を荒げる憲吾、思わず吾郎は肩を震わせた。


「っ……俺は、ゆりの負担になりたくねぇんだよ……
ゆりが俺を避けたいっていうならそれで……」

「っそれで……それでお前の気持ちはどうなんだよ!!
ゆりちゃんを気遣う気持ちも大事だ!

けどそれ以上にお前の気持ちを大事にしろよッ!!!」


「っ……」

「……憲吾、ゆりちゃんの為に距離を置くことを選んだって言ったよな?
ホントのとこ、どうなんだよ……」

「っ……悔しい、に決まってんだろ……
詳しくは言えねぇけど何もできない自分が悔しいし
本当に "アイツ" に取られたようで悔しい……。

ゆりを、誰よりも支えたいって思ってたのに……」


「っ憲吾……」
(アイツって、一体誰のことだ……?
もしかしてキスマイの藤ヶ谷が…いやそれはない。
もし本当に藤ヶ谷だったら名前くらい普通に言える……けど、
ゆりちゃんを本気で好きな奴なんて藤ヶ谷くらいしか……なら、

憲吾の言ってるアイツって、誰のことなんだよ……)


吾郎は憲吾の言うアイツが誰なのかが気になって仕方なかった。
だが憲吾にとってそれは触れてはいけない部分だと察した為口にはしなかった。


「ゆりのこと……誰よりも大好きだって思ってたはずなのに、
今は全く自信がねぇんだ……」

「っ……」

「ゆりを何が何でも信じるって、
ゆりが本当のこと打ち明けてくれるまで待つって
あの日決めたのに……

もう気持ちが揺らいでんだよ……」


「っ……」_とんっ…


吾郎はただ黙って憲吾の右肩に手を置いた……。

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