第7章 ☆Story25☆ 収束
「手配が済んでるよ。
多分、各マネージャーがもうホテルに連れてると思うよ。」
「じゃあ、私たちも準備が出来次第向かうってことですね。」
「うんっ
それじゃ櫻井さん、僕たちはそろそろ……」
「はい、お気をつけていってらっしゃいませ(微笑)」
「ありがとうございます、それじゃ、いこっか。」
「そうですね……ぁ、そうだ。
仮面ティーチャー、助けてくれてありがとうごz‥あれ!?」
ゆりは涼介と行く前に
仮面ティーチャーに改めてお礼を言おうと思ったが、
仮面ティーチャーはいつの間にか消えていた。
「あれ!?
いつの間に……」
涼介も驚いた様子で周りを見渡した。
「っ……ちゃんと、お礼言えてないのに……」
「また、会える時があるかもって……また会うってなったら、
ゆりちゃんの身に危険が迫った時だね(苦笑)」
「……危険な目には遭いたくないです……」
「まぁでも、あの仮面ティーチャーはゆりちゃんたちの
学校にいるから会えるk「山田くん、(苦笑)」
っぁ、すいませんつい……汗」
「っあの仮面ティーチャーって、私の学校の人なんですか!?」
「うーんと……汗」
「……はい、あの仮面ティーチャーは
ゆりちゃんたちの通う美園鈴学園の関係者です。
僕たちの口ではここまでです。」
「っ……一体、誰なんだろ……」
ゆりは仮面ティーチャーの正体が
誰なのか気になって仕方なかった。
そんなかんだでゆりは涼介と共に一旦寮に戻り、荷物をまとめた。
その間、涼介は太輔に報告をすべく電話をかけていた。
「……あ、もしもし山田です!」
『っ山田くん……!っゆりは……』
「はい!ゆりちゃんは無事です!
三船くん、怪我したんですけど数日したら落ち着くかと……」
『っそうか……ゆりも、大丈夫なのか?』
「っまぁ……大丈夫ですけど、
ちょっと複数の男に襲われかけてたみたいで……
すごく怖い思いをしたと思うんですけど、
今のゆりちゃんの様子を見る限り大丈夫ですよ。
ゆりちゃん、お母さんより強いかもですね(苦笑)」