第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「ゆりちゃんを……それ以上侮辱するな。」
「っ宙さん……」
「……。」
響を睨み続ける宙、ゆりは呆然としながら宙を見つめた……。
「宙テメェ……自分が何言ってんのか分かってんのか?」
「は?」
「はっ!正義のヒーロー様気取りだな、
まるで自分はコイツを理解してると言わんばかりの口振り……」
「っ……テメェよりはマシだ!!
お前にゆりちゃんの何が分かって言うんだッ!!」
「コイツの消えたオーラ……まさか "オレのせい" だって言うつもりか?」
「っオr「テメェも変わらねぇよ。」っ!?」
響の言葉に目を大きく見開く宙、響は構わず言葉を続けた。
「お前はオレと何ひとつ変わらねぇ……
コイツの輝きの原動力、お前だって分かってんだろ?
それを奪ったのは、
オレだけだって言うつもりか?」
「っ……それは……っ……」
唇を噛み締める宙、そしてそのまま顔を俯かせてしまった。
響はそんな宙の腕を掴み自身の胸ぐらから剥がした。
身なりを整え氷のような視線を宙に向けた。
「お前は所詮、"コチラ側の人間" なんだよ。
どう足掻こうがな……」
「っ……」
「っ……?」
(私の、輝きの原動力……?
この2人は分かっているの?私の輝きが消えてしまった理由を……)
ゆりはただ2人を見上げることしかできなかった。
そしてユウは確信した。
やはりゆりには……
『っ……』
(ゆりちゃんには、憲吾くんが絶対必要なんだ……。
ゆりちゃんがゆりちゃんであり続ける為には
憲吾くんがそばに居ないと駄目なんだ……!)
「正論過ぎて、何も返す言葉ねぇよなぁ宙?
……お前はアイツと違ってコチラ側の人間だ、
本来オレに歯向かうことも許されねぇ存在……それが反抗期ときたもんだ。
_いい気になるなよ?」
「っ……!」
「っ……」
(一体、この2人の関係って……本当に兄弟なの?
それに今響さんが言った"あいつ" って私のことではない?
もしかして、
宙さんのもう1人のお兄さん・最さんのことを言ってる?)