第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
お化け屋敷を抜け外に出てもお姫様抱っこをされてるゆり、
明るい場所に出ていくらか落ち着きを取り戻したゆりは
響に降ろすよう促した。
「っもう大丈夫ですからいい加減おろしてくださいっ!///
こんなの目立ち過ぎますっ!///」
(こんな人目つくところじゃ私のことバレるかもしれないじゃん……)
_ボソッ「お前の芸能人としてのオーラ、
ほとんどねぇから藤ヶ谷ゆりとしてバレることはねぇよ。」
「っ!?」
(っそんな……私、本当にオーラが薄くなって……
それどころかほとんどないって……)
響に耳元で囁かれたゆりは頭の中が真っ白になり放心状態となってしまった。
それを見ていた宙は響に詰め寄った。
「っおい兄貴!
今ゆりちゃんに何言ったの……ゆりちゃん、
すげぇショック受けてるみたいなんだけど……」
『っ……?』
(ゆりちゃん?急にどうしたの……?)
ユウもゆりを心配しながら見た。
「別に、事実を言っただけだ。
コイツのオーラはほとんど消えてる。」
「は?」
「だから、芸能人としてのオーラはほぼ皆無だ。
メガネだけにしてもコイツが藤ヶ谷ゆりだって気づかねぇだろうよ。」
「っそれ……ここにいる周りの人は全員ゆりちゃんに気づくことはないってこと?
そりゃ、まさかゆりちゃんがメガネと帽子だけの変装で
こんな大男2人と遊園地に来てるなんて思わねぇだろうけど……
そんな目立ってたら人目につくだろ。」
「っ……」
「今コイツに芸能人特有のオーラはない。一般人と同じだ。
熱心なファンならともかく、それ以外のやつは藤ヶ谷ゆりだとは確信しない。
ただの雰囲気が似てる女レベルにしか見えてねぇだろうよ。」
「っ……」
(そんな……)
響の言葉にショックを隠せないゆり、
ゆりは再び目に涙を浮かばせた。
「っそんな言い方することねぇだろ!!」
「オレは事実を言ったまでだ。
……どうやらお前、オレらと深く関わり合う度に
_Dolceの藤ヶ谷ゆりが消えかかってるみたいだな。」
「っ……!」
響はゆりをその場に降ろし……
「そんなんで世界を目指す?
三船以上に難しいだろうよ、」
「っ……」