第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「っじゃあどうすればいいんですか……このまま撤退ってわけにもいかないでしょ……」
「アイツの言い方だと、俺らが手出ししない分にはなんてことねぇんだと思う……
けどもし、俺らがここで事務所や警察にチクったりしたら
それこそゆりちゃんの身に危険が迫るって事かもしれない……」
「「っ……」」
「とにかく、俺らは最後まで尾行と監視を続ける。
……ゆりちゃんに気づかれない分には大丈夫なはずだからな……」
「「っ……了解、」」
優吾の指示に再び従う3人、
それぞれ元のフォーメンションに戻り引き続きゆりたちの様子を伺うことにした。
そして再びゆりたちの元へ戻ってきた響、
ゆりと宙はまだ動物に夢中で響が席を外していたことにも気づいてる様子はなかった。
「アイツらも随分呑気なもんだ……ゆりはともかく、」
(アイツまでSPの存在に気付いてないはずはねぇんだが……)
響はしばらく2人の様子を見ていたが痺れを切らし始めたのか
ふれあい広場へ響も入りゆりと宙の元に足を向けた。
「……おい、」
「っ!?
っ響さん……どうしたんですか……?」
「アンタ来っと他の動物逃げるからマジ来んなよ……」←
宙の言うとおり周りにいた小動物たちは微妙に距離をとっていた。
そしてゆりと宙に抱かれているうさぎやフェレットも若干落ち着きがなかった。
「お前ら、ずっとここで時間潰すつもりか?」
「っそんなつもりはねぇけど……何でアンタに指図されないといけないわけ?」
「飽きた。」←
「「子供ですか!?/子供かよ!?」」
響の『飽きた』と言う言葉に同時にツッコむゆりと宙。
2人はそれなりに動物たちと戯れたため
とりあえずふれあい広場はこの辺にしておくことにした。
そんな3人が次に向かうブースは……
「ぁ、子グマとの記念撮影……」
(そういえば、パパとママも動物園で撮ってたっけ……)
ゆりはいつだか裕太に見せてもらった写真を思い出した。
「ゆりちゃん、子グマと写真撮りたいの?」
「っまぁ、記念にいいかなと……」
(この2人も写るのは抵抗はあるけど……)←
『……怒』
(ゆりちゃん、僕というかわいいテディベアがいながらなんたる浮気者っ!!)←