第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「おい、」
「っ!?」
(まさかコイツ、初めから俺のことわかって……)
響は優吾から1メートルほどの距離に立っていた。
そしてサングラス越しから優吾を見ていた……
「っ……なんですか急に?
僕ただ小動物見てるだけですけど……」
「お前、アイツの護衛係なんだろ?
他にも3人、いるよな?」
「さぁ……何の事か僕にはさっぱり……
男1人で動物園に来るの別に珍しくないでしょ……」
(っコイツマジで何者だよ……しかも他に3人いるって見破りやがった……)
優吾は内心焦りつつもなんとか平常心を保っていた。
「アイツの差金じゃなく、大方マネージャーか事務所が手配したんだろ?
本来お前ら的には宙とアイツの関係は認めたくねぇから……」
(っコイツ……そんな内情まで……)
「すみません、おっしゃってる意味がわかりません……」
「はっ、最後まで白を切るか……が、今のうち忠告しておいてやる……」
「っ……」
「_お前らが出る幕はねぇ。
アイツの身を案じるなら余計な真似しないほうがいいぜ?
お前らの身の為にもな、」
「っ……」
(なんて殺気だ……)
響のもたらすオーラや殺気に何も言えずその場で静止してしまった優吾、
響はそんな優吾を少し見た後元いた場所に戻って行った……。
そしてその様子を見ていた他の3人が優吾の元に集まってきた。
「っおい髙地大丈夫か!?」
「っ岩本……」
「なんか凄い剣幕で迫られてましたけど……」
「っあぁ……アイツの殺気、とんでもねぇよラウール……
俺どころか、お前らのことも把握してるらしい……」
「「っ!?」」
優吾の言葉に驚きを隠せない3人、そんな中ジェシーが口を開いた。
「っそれ……アイツが現れた時からアイツは
俺らのこと既に把握済みってこと?」
「恐らく……アイツが組織のボスでもおかしくねぇ……
組織のボスがゆりちゃん気に入ってるって話がホントなら
あの様子も頷ける……」
「……んで、お前はアイツと何を話してたんだ?」
「ゆりちゃんの身を案ずるなら余計な真似はするな、だと……
下手に動いたら俺らもどうなるかわからねぇって言い振りだった……」
照の質問に苦虫を噛み締めたような表情で答える優吾、
自分達はこのまま見てることしかできないのかと思うと実に腹立たしかった……。
