第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「じゃあキラちゃん、今日は留守番よろしくね。」
『うん、気をつけてね。』
(今日は髙地さん達が同行してくれるし……
何も大きな問題は起きないと思うけど……)
キラも本当のところはついて行きたかったが
そこはユウに任せてゆりを見送るのだった。
そしてゆりが寮の外に出れば
ヘルメットを2つ持った宙がゆりを待っていた。
「おはようゆりちゃん!」
「おはようございます宙さん……もしかして、バイクで来たんですか?」
「そっ♪
ゆりちゃんのヘルメットもちゃんと用意したよ?」
「っバイクなら、私も持ってますし事前に言ってくれたら……」
「そりゃあ、オレだってゆりちゃんがバイク持ってる情報くらい知ってるよ?
でもやっぱり彼女は後ろに乗せたいしあえて黙ってた♪」
「っでも困りますよ……バイクならバイクで服装も考えたかったですし……」
(バイクってわかってたならパンツスタイルにしてたんだけどな……)
ちなみに今日のゆりは膝上のスカートを履いている。
「ごめんごめん笑
でもゆりちゃんの格好すごくオレ好みだし似合ってるよ!」
「っどうも……それにしても、今日はどこに行くんですか?」
「それはまだ秘密♪
それじゃ、バイクはすぐそこに停めてるから行こっ……あれ?
バックから見えるのってぬいぐるみ?」
宙はユウの存在に気づき指を差した。
「ぁ、はい……ユウっていう私の大切なぬいぐるみです。
ライブの日とか、仕事にもたまに持って行ってるんですよ。」
「へぇ……すごく可愛いね!」
「ありがとうございます。それじゃ、せっかくだから行きましょうか。」
「そうだね♪
あ、荷物は後ろのリアボックスに入れなよ。
大事なぬいぐるみ落としちゃ嫌でしょ?」
「ぁ、はいそうですねっ」
(ユウ、ちょっと狭いだろうけど我慢してね……)
ゆりはそんなことを思いながら
ユウの入ったトートバッグごとリアボックスに入れた。
リアボックスに入れられたユウは……
『……。』
(仕方ないけど、全然2人の会話聞けないじゃん!
もしかしたら組織のことわかるかもしれないのに!)
仕方ないと思いつつほっぺを膨らませるユウであった。