第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
『っ……』
『私だって、さっきのゆりを見てるのは辛かった。
ゆりにはゆりの事情があるのに
まるでゆりだけのせいに言われてるみたいで……』
『来海ちゃんは、本当にお父さんそっくりだよ……
真っ直ぐに熱い思いをぶつけてくる。思ってることははっきりと口にするとこ……
全部、そっくりなんだ……』
『来海のお父さんのことはよくわからない。
でも、あの人が家族のことすごく大事にしてるんだってことはわかる。
周りの人も、凄く大事にしてるって……逆にゆりも、
お父さんにそっくりだよね……』
『うん、そっくり……本音を口にすることが苦手でたまに誤解させちゃうとことかね……』
つくづくゆりと来海はあの2人の娘なんだと思うユウ、
お互い性格や価値観のずれがある2人が衝突するのは十分にありえる話ではあるが
あそこまで溝が広がるとは夢にも思っていなかった……。
『……ゆりちゃん、これからどうするつもりだろ。
来海ちゃんがああ言ってるってことは他のメンバーも承知してるってことだよね?』
『千鶴がメンバー全員に話してるならそうだと思う。
いや、仮に千鶴が来海だけに話しても来海が全員に話すと思う。
グループの存続にも関わることだろうし……』
『っ……そっか……来海ちゃんの言葉は、メンバーの言葉でもあるんだね……』
『……そうね、ゆり個人の問題ならまだしも
グループってなったらまた別の話になる。』
『……一応、涼介さんに報告しといたほうがいいんじゃないかな?
このままじゃ、確実に5対1に分かれてゆりちゃんが孤立しちゃうもん……』
『もちろんそのつもりよ……』
そしてキラは夕食の支度を終えたがゆりはまだお風呂からあがってこない、
キラは今のうちに涼介に先ほどの出来事を涼介に通話機能で連絡をするのだった。