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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


『っ……』

「……。」


来海は玄関のほうへ歩き出しゆりの部屋を出ていった。
ゆりは見送ることも振り返ることもできずその場に座り込んでいた。
来海が帰ったのを確認するとユウはゆりの元に歩み寄ってきた。


『っゆりちゃん……大丈夫?』

「っうん……でも、来海がああ言いたくなるのもわかるよ……
だから、何も言い訳するつもりはないよ……」

『でもだからってあそこまで……!
いくらなんでも、厳しすぎるわよ……』

「キラちゃん……世界一になるってことは、
それくらい難しいことなんだよ……私に、
北京やソウルにいた時ほどの熱量があるかって聞かれたら……
そうでもないかもしれない……」

『っゆり……』

「そんな私が、
世界一を目指そうとしている来海たちの輪に入るなんて痴がましいよ……
現に、私はのうのうと宙さんとデートに行こうとしてるんだからさ。
みんなが一生懸命やってる中……」

『っ……』

『っじゃあ……じゃあデートなんか行かなければいいじゃん!
ゆりちゃんがまた憲吾くんを選べは全部済む話なんだよっ!』

「っユウ……」

『っユウ……憲吾の話は今……』

「……ごめんユウ、それはやっぱり無理だよ。
私が今好きなのは宙さん、なんだから……」

『っ……』

『っ……ユウ、』


キラはユウを抱き上げた。


「……。」

『ゆり、ご飯は私が作るから……お風呂入ってきたら?
お風呂上がる頃にはご飯できてるから……』

「っごめんねキラちゃん気使わせて……それじゃ、せっかくだからお風呂入ってくるね……」

『うん……』

『っ……』


ゆりはキラの言葉に甘え先にお風呂に入ることにした。
そしてユウを降ろし夕食作りを再開させた。


『ねぇキラちゃん……』

『……何よ、』

『僕、ゆりちゃんが今何を思ってるのか全然わからない……
なんで来海ちゃんにも何も言わなかったの?
ゆりちゃんだって、世界一のアイドルなりたいって思ってるはずなのに……』

『……だからこそ、何も言えなかったんじゃないの?
組織が絡んでるならゆりの負担も大きいし妨げになるもの……』

『っ……』
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