第7章 ☆Story25☆ 収束
「っ健人……」
「仮面ティーチャーの言うとおり、
もう一度初めからやり直しましょう。もちろん、僕もお供します(微笑)」
「っ……ありがとう、健人……」
「「……(微笑)」」
ゆりと涼介は海斗たちの様子を微笑みながら見ていた。
「……涼介さん、」
「ん?
ゆりちゃんまで、どうしたんだい?」
ゆりは涼介の顔を見た。
「いつも、ありがとうございます。
迷惑かけることもいっぱいあるけど……いつも感謝しています(微笑)
これからも、よろしくお願いします……」
「こちらこそ、よろしくね?
そういうのは、ママの時から慣れっこから気にしないで笑」
「ふふっ」
小さく笑うゆり。
『……課外授業はここまでだ。班田、』
仮面ティーチャーは再び班田と向かい合った。
「……。」
『あとは、お前が決めろ……。
だが、無用な暴力や争いはやめるんだ……お前が変われば、
三船や内山との関係も変わるはずだ。』
「はん……所詮少年院行きの俺に言っても意味はねぇぞ仮面……」
班田がそう言うのと同時にパトカーのサイレンが聞こえてきた。
『でも、俺はお前を信じる。』
「……はっ
最後まで訳のわかんねぇ仮面だな……」
軽く口角を上げる班田、そして間も無く警察官がやってきた。
その警察官の中には……
「っゆりちゃん!!」
「……あ、徹平さんと団司さん!」
徹平と団司がゆりの元に駆け寄ってきた。
「さっき櫻井さんから連絡を受けたんだ。大丈夫か?」
「はい、
私は大丈「っゆりちゃんその格好どうしたの!?
なんで服破られてんの!?」っ……汗」
「おめぇは毎回うるせぇよ!!」
「相変わらずだな2人とも……汗」
(百合ちゃんの時からホント変わらない……汗)
涼介は相変わらずの2人を見て苦笑いをした。
「っまぁ、色々と……汗」
「とにかく、早く山田さんと帰ったほうがいい。
出発は明日なんだろ?」
「まぁ……」
「あとは警察の俺らに任せて!
ゆっくり休みな?」
「ありがとうございます。」