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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


ゆりは来海の問いに間を少しあけてから話し始めた。


「……あの人とは、もう別れたから。
私がもう好きじゃなくなったの。」

「っ!?」

『『っ……』』


ユウとキラは複雑な思いでゆりたちを見た……。


「っそんなの……そんなの嘘に決まってるでしょ!?
だって北京のライブの時だってあんなに!!」

「それはもう過去のことだから……今私が好きなのは宙さんだから……」

「っそんなの……そんなの認められないから!!っ……キラ!!
貴女だってわかってるんでしょ!?
ゆりが本当に好きなのは憲吾さんだって!!」

『っ……それ、は……』

『っ……』
(キラちゃん……)


まさか自分が声かけられるとは思わなかったキラ、
キラは言葉を詰まらせた。


「……キラちゃんに聞いても同じだよ。
それに、涼介さんや社長だって宙さんのことは認めてくれてる。
だから今日の打ち合わせだって私も参加できたんだから……」

「っ……」

『っ……来海、ゆりの…言う通りだよ……
ゆりと憲吾は別れた……元々、住む世界も違ったし
価値観の違いとかも……あったし……』
(こんな嘘、言いたくない……でも、ゆりの為を思うなら今は……)


キラは心を鬼にし本音とは逆のことを来海に伝えた。
それでも来海は納得する表情は見せなかった。


「っ……日本に帰ってきてから、アンタちょっと変だとは思ってた……」

「っ……来海……」

「ソウルや北京では、あんなデカいこと言って尊敬してたのに……
本気で世界を目指そうと思ってたのに……今は、

全然そう思えない。

ガッカリしたわよ……。」


「っ……」


来海の言葉に思わず涙を浮かべるゆり、
さすがのキラもキッチンから飛び出し2人の元に駆け出した。


『っちょ…!そこまで言わなくても!!』

「っ……」


唇を噛み締めるゆり、だが来海の言葉は痛いほど心の奥にまで突き刺さった。
北京でのライブを大成功に収めることができたのは憲吾がいたからだと
自分でも理解していた。だからこそ今のままでは世界一のグループになることは
今まで以上に難しくなっていることを痛感したからだ……。

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