第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
一方でカフェスペースにいるゆりと宙、
ゆりは窓から都会の夜景を見ながら会話を交わしていた。
「ねぇねぇゆりちゃんっ」
「はい、どうしました?」
「明日って暇?
仕事オフなんでしょ?」
「っまぁ……土日は休みですけど……」
「んじゃオレとデート行かない?」
「……え!?」
宙の『デート』という言葉に思わず声をあげるゆり。
「オレら一応カレカノなわけだしデートくらい普通でしょ?」
「っそれは……けど、涼介さんやキラちゃんが素直に許可出してくれるか……」
(いくら私と宙の関係認めてくれてるとはいえ
人目がつくかもしれないデートに行くなんて……)
「気にしなくていいじゃんそんなこと!
一般人にオレらのことバレなきゃいいんでしょ?」
「っでも……」
(憲吾の時だって、バレそうになったのに……
この人とだったら余計バレそうなんだけど……)
一般人にバレそれがパパラッチに撮られてしまったら
それこそ今後の活動に影響が出てしまうと思うゆり、
極力表では関わりたくないと思ったが……
「ねぇだめ?」
「っ……宙さんが、そこまで言うなら……でも、
あまり人目つかない場所がいいです……」
「それは……ディズニーとか絶対ダメなパターン?」
「っそこはダメに決まってるじゃないですか!」
(藤ヶ谷さんにもNG出してるのに、この人は尚更ダメじゃん……)
「うーん……どうしよ、デートの場所……」
「まさか宙さん、ディズニーデートしようって考えてました?」
「うん。←
だってこないだのロケは写真撮影だけでつまんなかったんだもん!」
「全くあなたって人は……汗
もう少し、芸能人としての自覚持ってくださいよ……」
「とりあえず、デートは承諾ってことでOK?」
「……はい、」
渋々OKを出すゆり、
すると宙は何やらポケットからメモ用紙のような紙切れを出し
スッとテーブルを滑らすようにゆりの前に差し出した。
「っ……?」
「オレからの、プレゼント♪
あ、うちに帰ってから見てね?誰にも見せないで……」
「っ……はい、」
(もしかして、組織の新しい情報……?)
「明日さ、ゆりちゃんの寮の前に行っていい?
そこが待ち合わせってことで!」
「っ……」