第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編
「では皆さん、本日の打ち合わせはこれで以上になります。
番組収録は一週間後に行いますのでよろしくお願いいたします。」
「「はいっ」」
「いよいよ来週、か……」
(憲吾も番組見るかな……って、わざわざ見るわけないか……
てか、見られたくないし特に胸キュンシアターとか……)
無事打ち合わせが終わりそれぞれ解散する出演者たち、
ゆりもキラや涼介と共に帰ろうとしたが宙に引き留められた。
「ねぇねぇゆりちゃん!
もう帰っちゃうの?今日金曜だしもう少しゆっくりしてかない?」
「っ……宙くん、ゆりちゃんだって暇じゃ「いいですよ。」
っゆりちゃん……!」
(嘘と分かってても、ホント見てるの辛いよ……)
「涼介さん、下のカフェもまだやってますし少しくらいいいですよね?
明日は私仕事もオフですし。」
「っ……うん、構わないよ……でもあまり、長居はしないでね……」
「分かってますよ。」
「『っ……』」
やはりゆりの行動が全くわからない一行、
ゆりと宙は1階にあるカフェに向かい
他のマネージャーたちは別場所で待機することになった。
千鶴はゆりたちの様子が気になりつつも
大毅やお鶴と共に先に寮へ戻ることにし
ユウタとケントもモヤッとした気持ちのまま会議室を後にした。
そして千鶴は寮に着いたら
今日のゆりや宙のことをドルチェのメンバーに話そうと思うのだった。
_テレビ局1階カフェ
「いよいよ来週から本格的に共演だねー」
「そうですね……あ、宙さんは何飲むんですか?」
「オレ甘いの好きだからホワイトモカ砂糖増し増し♪」
「す、すごく甘そう……汗」
(響さんが甘いの絶対ダメなのに対してすごい甘党……)
同じ兄弟でもこんなにも味の好みが違うのかと思うゆりだった。
「ゆりちゃんは何にするの?」
「……今日は普通のモカにします。」
(でもそういえば、圭吾さんと勇吾さんは双子なのに
好きな味とか全然違うって憲吾言ってたっけ……って、
なにまた私憲吾のこと思い出して……)
思わず憲吾との会話を思い出してしまったゆり、
頭の中を振り消しカウンターで注文を済ませた。