第2章 ☆Story20☆ 新しい担任の先生登場!!
こうして新学期初日を終えてゆりは寮に帰ってきた。
「ただいま〜」
『おかえりゆりちゃん!
新学期どうだった?』
「うん、新しい担任の先生が来たよ?」
『そういえば言ってたね、夏休み明けに転任してくるって……』
「そっ
それで、まさかのパパ似の先生なの……苦笑」
『マジで!?
すんごい偶然!ちなみに性格とかは?』
「うん、パパと真逆(苦笑)
藤ヶ谷さんや徹平さんに似てるかな?
すごいポジティブそうで熱血漢のある先生って感じだったかなぁ……」
『今の時代に珍しいタイプの先生だね……
まぁそれもそれで僕はありだけど!』
「そうだね笑
……ぁ、そうだ、憲吾も今日始業式だったのかな……」
『お電話タイム?笑
じゃあ僕はおやつを食べに行こ〜っと♪』
そう言うとユウはゆりの部屋を出て行きリビングに向かった。
ゆりはLINEを開き憲吾に電話をかける。
するとすぐに……
【どうした?】
「いきなり電話してごめんなさい、
憲吾も、今日始業式だったのかなぁって思って……」
【あぁ、さっき帰ってきたところだ。
このあと自主練に行くがな。
何か変わったことでもあったのか?】
「変わったことっていうか……今日新しい担任の先生が来たんです。
顔はパパそっくりなんですけど、性格は全然違う感じで笑」
【今の時代には珍しそうな感じだな。】
「ですです笑」
ちなみにゆりはタメ口に慣れておらず憲吾と話すときは未だ敬語、
だがLINEでトークをする際はタメ口で会話をすることができる。
【でも、変な奴じゃなくてよかったな】←
(変なやつ笑)
「そうですね笑
でもやっぱり、ちょっと変わった感じの人ですね……」
【そうか……】
「だって明日から二者面談ですよ?笑
おまけに実家に家庭訪問するみたいで……」
【……。】
憲吾はすっかり黙り込んだ。おそらく驚いているのであろう……。
「ホント、今の時代には珍しい先生です(苦笑)」
こうしてしばらく話し込み……