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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第22章 ☆憲吾ルート☆ Happy END前編


「っ……っなんで……!」


ゆりは思わず涼介に詰め寄った。


「っ何でって……そりゃそうだろ?
いくら許したと言ってもゆりちゃんに手を出したことに
変わりはない。それは美澤社長も片桐社長も承諾していることだよ。」

「っ……」

「それと片桐社長から……
監督不足であんな事になって済まない。宙くんのことはちゃんと
叱りつけるってゆりちゃんにも伝えるようにって……」

「っ……私は、本当に気にしてませんから。
私が宙さんに身体を許したのは事実です。
宙さんも、同意の上って言ったじゃないですか……」

「っ……何で彼を庇うようなこと言うんだい?
宙くんのこと、好きじゃないんだろ?」

「もちろん、異性としては好きじゃないです。
でも宙さんって……一見軽そうに見えて結構ちゃんとしてるんですよ?
モデルしながらボクシングも出来るってカッコいいなって思いますし、
何より明るい人なので友達くらいにはなりたいなって思ってますよ。
"三船さん" や内山さんと同じ年齢ですし……。」

「っ!?
っゆりちゃん……その呼び方……」


涼介はゆりが憲吾のことを『三船さん』と呼んだことに
いち早く気づき驚いた表情を見せた。


「ん?どうしたんですか涼介さん、
信号赤だからってよそ見はダメですよ?」


だがゆりはそれを何事もないかのように首を傾げた。


「っ……ねぇ、何で "憲吾" じゃなくて "三船さん" 呼びなの……?
昨日まで "憲吾" って……」

「もう彼氏じゃないのに、
馴れ馴れしく呼ぶのおかしいじゃないですか(苦笑)
私と三船さんは、

もう他人同士ですから……。」

「っ……」
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