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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第21章 ☆Bad END☆ エピローグ ー主人公編ー


「なぜ宙様がCIAなどに協力を!!
宙様は、我々以外と協力関係を結ぶなんてこと!」

「……貴方は実に巧妙なクローン人間を2体作り上げた。
1人目は宙くん、そして2人目は死んだとされるゆりちゃん……
この2人は全くをもって普通の人間と変わりない。
成長だってする……すなわち、これがどう言うことか分かるか?」

「っ……まさか……」

「そう……心を持っている。
心までは科学の力で支配することはできない。
現にDolceのアンドロイドであったあの子達も心を持っていた。
人間に近いクローンなら尚更のことだ。」



松村さんの言うとおり、キラちゃん達に心はあった。
そして宙さんにも……



「っ……宙様、なぜこのような事……」

「……事故で死んだはずのオレを
兄ちゃんの為に今のオレを作ってくれた伊集院さんには感謝してるよ。
まぁ兄貴なりの気遣いもあって今のオレが居るんだろうけどさ、」

「っ……宙さん、クローン人間だったんですか?」

「黙っててごめんねゆりちゃん、
でもわざわざ言うことでもなかったし……驚いた?」




皇大学の理事長は宙さんがクローンだって知ってるのかな……
それにしても、まさかCIAの人と繋がりがあったなんて……



「っ……宙さんは、私と接触する前から松村さんと?」

「いや、三船くんと試合をしてた頃は北斗さんと接点はなかったよ。
まぁ樹さんとも顔見知りではあったし組織にも恩は感じてたよ、
だから兄貴の言うことも聞いてた……」

「っ……」



なら、なんで響さんたちを……



「……オレね?三船くんと初めて試合をした時本当に楽しくてさ!
そんで、ゆりちゃんのことも本当に好きになったりしてさ、
いい加減いつまでも兄貴の言うこと聞くのも嫌だなぁって……
まぁ反抗期ってやつ?笑
だからあわよくばオレがゆりちゃんの彼氏なっちゃおうかなーって
思ったりもしたけどさ……
まさか兄貴が強行突破するとは思わなかったし、」

「っ……」



宙さん……ただの遊びとかそんな感じで私を見てたのかと思ってたけど
それは違かったんだ……
だから今回のことも私のために動いてくれたのかな……

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