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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第21章 ☆Bad END☆ エピローグ ー主人公編ー


さすがのゆりも憲吾と樹の関係は意外なものだった。
だが次の北斗の言葉はゆりの度肝を抜いた。


「樹、お前の本当の目的はゆりちゃんだったんだろ?」


「「っ!?」」

「……。」



っどういうこと……?ジュリさんの目的が私?
何の為に……?
その目的の為に憲吾を利用?

わけ、わからないよ……一体どうなってるの……?



「あっれぇ……北斗、オレいつそんな話お前にした?笑
そんな話した記憶全くねぇけど?」

「あぁ、お前からは聞いていない。
だが……"そら" には話していただろ?」



そら……そらって宙さんのこと?
宙さんも、昨日ジュリさんと繋がってるって言ってたし……
一体、ジュリさんの目的って……


「そら、あぁ……うちの愛犬にはそんなことぼやいてたかもなぁ、
組織潰した暁には居場所を無くした2人と暮らそうなんてこと笑」

「……樹、お前の愛犬であった空は半年前に死んだろ。
今お前のとこに居るのは別の犬、いや……犬というよりは
犬型ロボットと言ってもいいだろ……そこに居る伊集院に頼んで
作ってもらったんだろ、永遠に死ぬことのないロボットをな……」

「……。」



っどういう意味?私と憲吾がジュリさんと暮らす?
もしかして……憲吾はジュリさんと一緒に私を助け出すつもりでいて、
でもジュリさんはそのあと私をどうするつもりだったの……

しかもそらって宙さんのことじゃなくて犬?
でもそのそらは死んでいてロボットのそらがいる……
全く話がわからないよ……



話にあまりついていけないゆり、
それは憲吾も同じで眉間に眉を寄せながら北斗の話を聞いていた。



「生憎と、
お前が愛犬だともっていた空には少し手を加えさせてもらっていたんだ。」

「は?」


軽く笑いながら北斗を見る樹、北斗は言葉を続けた。


「ここに居る宙、東郷響の弟とされた東郷宙はただの人間ではない。
本人は10年前に死んでいる、すなわちここに居る東郷宙はクローン人間。
伊集院は知らなかっただろうが空と宙くんが意思疎通できるよう
こちらで細工をさせてもらった。」


っクローン……宙さんが?
宙さんも、キラちゃん達みたいに伊集院さんに作られた存在だったの?
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