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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第21章 ☆Bad END☆ エピローグ ー主人公編ー


ゆりは入ってきた特殊部隊へ目を向けた。
特殊部隊の男達はライフルを構えておりその後ろからはゆりも
知っている3人の男と知らない1人の男が出てきた。


「憲吾……」

「……。」

「っ圭吾……何でお前が……それに櫻井さんがなんで……」


知っている3人のうち2人は警察庁・警視総監の櫻井翔と
警視庁・捜査一課の葛木圭吾、憲吾もよく知る人物だった。
そしてもうひとりの知っている人物は……


「ちーっす三船くん、兄貴と派手に揉めたねー。
それに樹さんも、もう少し警戒したほうが良かったんじゃない?」


響の弟で憲吾と同い年でもある東郷宙の姿があった。
もうひとりの知らない人物はどうやら樹の知り合いらしく……


「樹、あれからお前の行動は監視させてもらったし本部にも伝えた。
数々の不正行為、懲罰は免れないぞ。」

「っまさか、
北斗は何か仕掛けるとは思ったけどまさかの宙くんねぇ……」


樹思いがけない刺客に少しの焦りを見せた。
ゆりはこれと言った感情は出さず翔達に目を向けていた。


「……。」

「っ憲吾……これはお前がやったのか?
お前が、東郷響を……」


そして圭吾は3人よりも前に歩み憲吾を見た。
憲吾は感情を見せることなく圭吾に淡々と答えた。


「……あぁ、そうだ。」

「っ……なんて馬鹿な事をしたんだッ!!
こんな事、許されないんだぞ!?」

「分かってるさ、それくらい……けど、
元はと言えばテメェらのせいだろ……」


憲吾は再び圭吾ら警察への怒りが湧き拳銃を圭吾に向けた……。


「テメェらが「憲吾、」っ!」


だがゆりは手のひらで銃口を塞ぎ
そのまま憲吾の腰に手を回し包み込むように抱きしめた。


「もう、殺しちゃ駄目。
これ以上罪を重ねないで……」



貴方に、これ以上罪を重ねさせない……。



「っゆり……けど、コイツらはお前を亡き者にしたんだッ!
俺は何度も生きてるって言った……なのに!
なのにまともに調べもしないでコイツらはッ!!」


涙を流し感情を露わにする憲吾、翔と圭吾は顔を歪めた。



っ憲吾……そこまでして私を想ってくれていたんだね……ありがとう。
でも櫻井さんも、圭吾さん達もやれることはやったと思うよ……
そう思わないと、私も報われないよ……。
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