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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第21章 ☆Bad END☆ エピローグ ー主人公編ー


_ギュッ…


「っ……今日は何なんだよったく、///」

「へへっ…///」


そしてゆりはそのまま響の腕の中で眠りについた。
響はまだ目を開けていたが隣で眠るゆりの
少し乱れた髪を直しながら撫でながら愛しそうにゆりを見ると
額にキスをし自身も眠りについた。








そこから時間はあっという間に流れ
いよいよ憲吾達と対峙するまで30分ほどを切った。


「あと少しで三船たちが来る、また連絡が来たら行くぞ。」

「……はい、」

「……怖いか?三船に会うのが、」

「少し、だけ……」
(憲吾……)

「……。」


響もソファーに座るとゆりを抱き寄せ頭を撫でた。


「お前は、何も心配しなくていい……」

「……。」
(ごめんね……)


そして樹からB3エリアに着いたと連絡が入り
ゆり達もそこに向かうことになった。


「エレベーターを降りてすぐの扉、
ここを開ければ三船とジュリが居るはずだ。
お前達は、オレの後ろに居ろ。」

「「はい。」」


ゆりと悟は同時に返事をし響は扉を開けた。
そして中に入れば憲吾と樹の姿があった。
憲吾はゆりを見るなりその場で叫んだ。


「っ……ゆりッ!!」

「っ……」
(憲吾……本当に、貴方の顔見るの辛いよ……)


ゆりは表情を歪ませ視線を憲吾からずらした。
そしていよいよ対峙する響と憲吾だがお互い引く姿勢は見せなかった。


「たとえゆりの記憶が
戻ったとしても、お前のところにはいかねぇよ。」

「っ……睨」

「っ……」
(憲吾、これが貴方だっていうの……?
私が好きだった憲吾はもう居ないの……?)


憲吾の雰囲気は前回会った時よりもかなり人格が変わっており
ゆりは驚きを隠せず体を震わせた。


「おっかねぇ顔すんじゃねぇよ、ゆりがビビってんだろ。」

「っ……響さん、私は大丈夫だから……」


ゆりは響の袖を掴んだ。
そして進展しない2人のやりとりを見かねたのか悟が口を開いた。


「……ゆり様、そろそろお二人に真実を話しては如何ですか?」
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