第21章 ☆Bad END☆ エピローグ ー主人公編ー
「お前は何も心配すんな、アイツが憎いのはオレだ。
お前には何も手出しはしねぇよ……」
「でも私……あの人のこと裏切ってるんだよね?
私だって、恨み買われたって……」
(憲吾に限って、それはないと思うけど……
やっぱり私は貴方を裏切り過ぎた……こうして響さんを受け入れて……)
「そん時はオレが守ってやる、お前はオレの隣に居ればいい。」
「うん……」_ギュッ…
ゆりは響の袖を掴み顔を見上げた。
「どうした?」
「……キス、して……」
(そういえば、こんな風に憲吾に甘えたこともあったっけ……でも今は、)
「……お前、そんな顔して誘ってんのか?」
「……うん、して?」
(この人が欲しい……この人に求められたい……)
「……明日寝不足になっても知らねぇからな……」
「ん……いいy_チュッ‥んっ…///」
_とさっ…
「っ…ゆり……」
ゆりにキスをしながらしベッドに押し倒す響、
頬に手を添え何度も口づけを交わした。
ゆりも求めるように唇を重ね響だけで頭をいっぱいにさせた。
「んぁ…///
響、さん……_クチュッ‥んッ…///」
(このままずっと、響さんと居れたら……)
そしてその後も何度も身体を重ねた。
響はゆりが求める度に抱き続けお互いを確かめ合った。
「ッゆり……好き、だ……」
「ぅん…私m…ぁあ…!///」
(この人にだったら何度だって……)
時間が忘れるくらい身体を重ねたのって出雲に犯された以来かな……
あの時とは比べ物にならないほど幸せな時間で、愛おしく感じる……
もっと響さんに求められたいよ……。
こうしてあっという間に日付が変わった。
「っはぁ…はぁ……///
っおい、そろそろ寝なくていいのかよ……
さすがにもう限界だわ……///」
「へへっ…///
ちょっとやり過ぎちゃいましたね……///」
「ったく……///」
「……腕枕、してくれませんか?///」
「ああ?///
っ…わーったよ……ほら、///」
響は片腕を伸ばしゆりはその上に頭を下ろした。
そしてギュッと響に抱きついた。
「ふふ、ありがとうございます///」_ギュッ…
(北京に居た時、腕枕してくれたんだよね……)
「っ……」