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リヴァイがおさななじみな話 に。【裏】

第2章 おしおきの話


「…………なんだこれは、」

「っ、……?」

唐突に首を指先で撫でられたノンはぴくりと肩を揺らした。
そして全身の血が無くなるかのような感覚に陥った。

_______________見られた。

ノンは首筋を伝う指先を払いのけるように、リヴァイを突き飛ばしてから首を片手で覆った。

いきなりの衝撃に多少は驚いた表情を見せるが、またすぐに考えるように目を細めた。

「…誰だ」
「…え、な、何がっ?」
「誰につけられたんだ」

低く、地を這うようなどす黒い声にノンは背筋を凍らせた。

固まったまま動かないでいると、リヴァイはノンの目を捉えながらゆっくりと近づいて来た。


「誰だと聞いている」

冷たい、抑揚のない声だが、ノンはリヴァイが相当怒りを含んでいる声だと分かり、息を呑んだ。

「…リヴァイがつけたんでしょ…」

精一杯の言い訳をか細い声で反論するが、歩調を変えずに近づいて来るリヴァイにはなんの効果も無いと伺える。

目の前まで来られて、何をされるかと身を強ばらせると、いきなり肩を掴まれ、そのまま押されて壁に押し付けられた。
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