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リヴァイがおさななじみな話 に。【裏】

第2章 おしおきの話


そこにはここにはいるはずのない者が不機嫌そうに眉間に皺を寄せ、ノンに目を向けていた。

ノンは少しばかり困惑した。
声がうまく出てこない口をぱくぱくとせわしなく動かした。
「………入れ」
明らかに不機嫌そうなリヴァイはノンの腕を強引に引っ張り、部屋に入れた。
いや、ここ私の家なんすけど、とは死んでも言えないノンはされるがままに自分の部屋へと足を踏み入れる。

「…り、リヴァイ?」
「とりあえず風呂に入れ。話はそれからだ」
リヴァイはノンの表情を見てもそうだが、掴んだ手が異様に冷たかったのか、風呂に入るように促した。
「…えっ、?いまからお風呂!?」
「……さっさと行け」
驚くノンとは裏腹に、リヴァイは当然のように腕を組み、ノンを見下ろす。
そして最後には全く入ろうとしないノンに苛立ち、蹴飛ばしてノンを無理矢理風呂場に入れた。

「……服は置いといてやる。さっさと上がって来い」

まるでここが自分の家とでもいうようにリヴァイは口を開く。
パタン、と、ホコリひとつ出さずゆっくり閉められたドアをノンは呆然と眺めていた。

いや、だからここ私の家なんすけど………。

ノンの小さな反抗は明るいフローリングの家に溶け混んだ。
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