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リヴァイがおさななじみな話 に。【裏】

第2章 おしおきの話


「…あんたの彼氏、分かりやすいとこにつけんだな、アト」
エレンは両手で首を塞ぎ、後ずさりするノンにゆっくりと近づく。
「…え、エレン、…?なん、か、今日、おかしいよっ?」
ノンは後ずさりしながら必死に口を動かす。
何か喋らないと、ヤバイ。
ノンの予感は的中した。

トン、と背中に固いモノを感じる。
壁までおいやられたノンは逃げようと、横を向くがエレンのたくましい腕が顔の横、壁に塞ぐように置かれてしまったのでノンは行く手をなくしてしまった。
「…見せつけてんの?」
冷ややかな目線がノンを貫く。
上から覆うようにしてくるエレンは、冷たい視線をノンに向けた。
「…そっ、そんなわけ……っ、!?」
「…ふーん」
ぞくりと首に違和感を感じた。
エレンがノンの首筋を指先でなぞっていた。
その目はどこか怒りを感じた。
「…なぁ、ノン?」
「…んっ、な、何?」
巧みな動きをするエレンの指先にノンはビクビクと身体を震わせた。
そんなノンを横目で流し見すると、エレンは冷ややかな口調でノンの耳に囁いた。
「……あんたの彼氏と同じところに付けても、いいか?」
艶のある声にぞくぞくと身震いしたノンは目をぎゅっと瞑り、フルフルと首を横にふる。
エレンは目を細め、そんなノンの首筋にある指先の動きを止めた。
そして口を開く。

「…余計にそそる」

エレンは一言、ノンの耳元で吐息混じりの溜め息を吐くと、ノンの首筋に顔を埋めた。
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