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リヴァイがおさななじみな話 に。【裏】

第2章 おしおきの話


リーンゴーン

何回聞いてもこれから結婚式が開かれるようなインターフォン。
ツッコミをいれあきたノンはひどく意気込んでいた。

今日は絶対数学教えてやる…!!

エレンに対する闘争心を燃やしていたノンはカチャリと音がした方に目を向ける。 
「あっ、来てくださったんですね!さあ、こちらへどうぞ」
エレンの母、カルラに案内され、ノンはエレンの部屋の前で仁王立ちしていた。
「エレンくーん!数学やろー!」
ノンは部屋に向かって大声をあげた。
しかし、中からは何の応答もなく、静かな時間が過ぎた。
ノンは本当にイライラしていた。
そしてとうとうエレンの部屋のドアを叩き始めた。
「おーい!!エーレーンくーん!!開けてくれないとドア壊すぞ…わあっぷ!」
ドアが突然開いたかと思うと、ドアノブを引いていたエレンが顔を除かせた。
ひどく不機嫌そうに眉間にシワを寄せた。

ノンはその時、何故かリヴァイを思い出した。
エレンは、はぁと息を吐くと、無言でノンを見下ろした。
「…え、エレンくん!ほら、参考書とか買って来たんだよ!やろっ」
ノンは必死になって笑顔を作った。
エレンは心底嫌そうな顔をすると、口を開いた。
「………あんた、来んなって言ったの聞こえなかったの」
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