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リヴァイがおさななじみな話 に。【裏】

第2章 おしおきの話


コンコンッと壁を叩く音が広い廊下に響く。
「エレン、家庭教師のノンさんが来てくださったわよ。」
がチャリと戸を開けるとそこにはベッドにだるそうに横たわる少年の背中があった。

……ん?

ノンは少なからず困惑した。
てっきり椅子に座って勉強してるのかと思っていたノンは少し動揺する。
カルラはエレンの元に近寄ると声をあげた。
「エレンっ!起きなさい!いつまで寝てるの!」
「…ん、…」
カルラが怒鳴ると、少年のたくましい背中がもぞもぞと動いた。
瞬間、ノンは身震いした。
「…うっせえなっ…クソババアっ!!」
学生にしては少し広すぎる部屋がびりびりと震える。
ノンはぶるぶると震えた。

カルラが呆れた様に溜め息を付くと、ノンの元にパタパタとスリッパを鳴らして歩いて来る。
「…最近、毎日これなんです…なのですいません、お願いしてもいいかしら…」
ノンは頬を手のひらで覆うカルラに耳を疑う。
「…あっ?はい、えっと、あのぉ…」
「…じゃあ時間になったら呼びますね。頑張って下さい」
カルラはそういうと、ぱたんとドアを閉めた。
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