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リヴァイがおさななじみな話 に。【裏】

第1章 あのあとの話。


ノンはうつ向いていた顔をほんの少し上げると、涙がたまっている大きな瞳を上目遣いで、リヴァイをにらむ。
そして小さく口を開いた。
「…な、んで、そゆこと、いうかな…」
リヴァイはそんなノンを見て少し、目を見開いた。そして、勢い良く抱き寄せる。
「わっ!何!?」
「…うるせえ…黙って抱きしめられてろ」
ぎゅうっ、というほどリヴァイはきつく、ノンを腕の中に収める。
ノンは目の前にあるたくましい胸板にどぎまぎしていた。
「…おい、なんで離れる…」
「…えっ?なんか、は、恥ずかしくって…」
「…………」
リヴァイは腕の中に収まるノンを一別すると、眉をひそめ、後頭部に回した手に、さらに力を込めた。
必然的にノンの顔はリヴァイの胸にぴったりとくっついた。
「リヴァっ、「……離れるな」
いつもと全く違う、甘ったるい声に、ノンは何も言い返せなくなってしまった。
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