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【R18】初恋を君に

第7章 ゆっくりと・・・


晴れて恋人になったものの、僕達は特に変わった様子はない。
学校ではこれまで通りの過ごし方だ。
ただ関係が友達から恋人に変わっただけ。
けど、学校が終わり2人っきりになると柊のスキンシップが増える。
かなり積極的。
と言ってもまだキスまではしてない。
最後にしたのは告白されたとき以来。
僕が外ではしたくないって言ったのがきっかけだと思う。

柊はそれ以上の事も僕としたいって思ってるんだろうか?

「あーやと!帰ろ!」

「うん。」

「あ、俺も途中まで行くー。」

仁もバイト先が近くらしく一緒に帰ることにした。
彼には僕達の関係のことも話した。
全く驚くことなく、ただ一言「おめでとう」と言ってくれた。

「にしても、お前ら仲良すぎだろ。喧嘩とかすんの?もうすぐ1ヶ月記念日だろ?」

「喧嘩はしてないかな。」

「へー、デートはもう行ったの?」

それがまだ行けてない。
休みの日があってもお互い時間が合わなかった。
記念日にはどこか行きたいけど・・・

「まだ。そろそろ何処か行きたいけど・・・綾斗は記念日空いてる?」

「う、うん!空いてる!」

柊も同じこと考えてたんだっ!
よかった!

「おーおーお熱いことで。俺を挟まないでくれ・・・悲しくなってくるから。」

「ごめんごめん。」

「柊、お前謝る気ないだろ。じゃあ俺こっちだから。じゃあな。」

「うん、バイト頑張って。」

「じゃあなー。」

2人っきりになった。

「手・・・繋ぐ?////」

「うん・・・////」

まだ照れる。
だってただの手繋ぎじゃなくて恋人繋ぎ。
嬉しい。
まだこれには慣れない。
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