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【R18】初恋を君に

第6章 夢の中


クリスマス凄く楽しかったな。
もっと一緒にいたかった。
あの日から柊とずっと連絡を取り合っている。
貸してもらったDVDももちろんすぐ見て、感想を話した。

『明日空いてる?』

『うん、暇だよ。』

『一緒に課題やらない?』

課題の事すっかり忘れてた・・・
最悪。
あと1週間なのに。

『忘れてた。したい。』

『じゃあ、家に来いよ。明日家誰もいないし、静かだよ。』

『うん、そうする。ついでに借りてたDVD返すね。』

明日会える。
しかも家に。
することは課題なのに凄く楽しみ。

「綾斗。いる?」

「うん・・・どうしたの?兄さん。」

兄さん家にいたんだ・・・
静かだったからいないと思ってた。
兄さんが部屋に入ってきてベッドの上にいる僕の隣に座る。

「俺、明日帰る事になったから。」

「そうなの?・・・いつもより早いね。」

「レポートしないといけないから。・・・見送りしてくれるよね?」

「あ・・・明日・・・僕友達と・・・」

「ね?綾斗。」

柊と約束したばかりなのに。
手首を思い切り掴まれる。
血が止まりそうだ。

「う・・・痛い・・・兄さん・・・」

「綾斗、兄さんと友達、どっちが大事?」

そんなの柊に決まってる・・・
でもこれ以上は無理だ。
手が痛い。

「兄さんです・・・」

「そうだよね。じゃあ、明日は1日家にいてね。」

「はい・・・」

明日になれば兄さんは帰る。
また楽になる。
我慢しなきゃ。

兄さんが僕を押し倒してきた。
腕を押さえつけられて身動きできない。

「に、兄さん・・・やだ・・・」

「やだ?・・・明日俺帰るんだよ?」

「うっ・・・お願いします・・・やめて・・・」

もうしたくない。
兄さんとこんな事おかしい。

「綾斗に断る権利なんてないよ。」

「んっ・・・////」

兄さんが口に何かを含んで僕に口移しをしてきた。
なにこれ・・・

驚いて飲み込んでしまった。

「うっ・・・なに・・・////」

「なんだと思う?」

「わかんな・・・ひっ////」

身体が熱い・・・
もしかして・・・

「び・・・やく?////」

「正解。今は誰もいないから・・・心配しなくていいよ。」

「やぁ・・・////」

こんなのずるい・・・
本当に媚薬ってあるんだ・・・

嫌でも兄さんを求めてしまう。
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