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【R18】初恋を君に

第5章 幸せな時間


今日は終業式。
教室には明日から始まる冬休みの事で盛り上がっている生徒。
勿論、仁達も盛り上がっている。

「いよいよ明日からか!」

「明後日のパーティ忘れんなよ。」

「分かってるって。」

僕は昨日の夜に家に帰り着き、限界を迎えていた身体の疲れを取る為早めに休んだ。
正直、朝から体調が優れない。
腹痛が酷く身体もだるい。
首元には昨日兄さんに締められた手の痕があった。

母さんと父さんには僕がマフラーをしていたから見えなくてバレなかった。

「綾斗、その首・・・」

「なんでもないよ。すぐに治るから。」

柊が早速声をかけた。
やっぱりよく見てる。

「そうか・・・」

「ごめん、ちょっとトイレ。」

「あぁ。」

僕は教室を出ると走ってトイレに駆け込んだ。

「うっ・・・痛い・・・」

あんなに中で出されると思わなかったからかなり辛い。
これじゃ式に出られないかもしれない。
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