第1章 出会い
「名前なんて言うの?」
「や、矢野・・・綾斗・・・////」
嘘嘘嘘!?
なんで!?
「あやと・・・いい名前だね。」
「ど、どうも////」
柊・・・真織って言うんだ・・・
名前知れた!
でも・・・
話せない!!
「綾斗って呼んでもいい?」
「へ!?え、なんで!?////」
「うーん・・・友達になりたいから。」
笑顔で僕に話す。
柊は思ってたより爽やかだった。
初めはクール系なのかなって思ってたけど。
これはこれで・・・
いい!
「べ、別に・・・僕じゃなくても・・・////」
「綾斗と仲良くなりたいの。」
「っ!////」
ずるい・・・
何その言葉。
もしかしてその気が・・・
いや、なわけないでしょ!
無自覚に決まってる。
「・・・いいけど・・・////」
「やった。じゃあ、綾斗も俺の事真織って呼んでよ、ね?」
「そ、それは無理!////」
「え、なんで?」
「まだ、会ったばっかじゃん・・・」
「・・・そう・・・だね・・・」
あれ、どうしてそんな悲しそうな顔するの?
「普通はそうか!ごめんごめん!」
あはは、と笑いながら謝る。
その笑顔にキュンと胸が苦しくなる。
ただ、見つめるだけでいいと思ってたのに・・・
まさかこんな事になるなんて・・・
運命・・・なのかもしれない・・・
少しだけ・・・期待してもいいかな?