第8章 嫉妬と愛情
「あっ・・・まっ・・・て・・・////」
気持ちよすぎて腰が抜けてしまった。
膝から崩れ落ちるのを柊が支えてくれて、何とか立っていられる。
「ごめん、綾斗。我慢できなくて。」
「ちょっと激しすぎ・・・////」
一体何人もの人とキスをしてきたんだろうと思う程、柊はキスが上手い。
正直、キスだけでイきそうだ。
足が快感の所以なのか震えている。
「ふっ・・・////」
イきそうなのを我慢する度に息が漏れる。
「綾斗、ウチくる?」
「・・・うん・・・////」
今日はそう言えば誰も家にいないって言ってたっけ?
・・・たぶん、今日、僕は初めて柊に抱かれる。
緊張するけど、この日をずっと待っていた。
中々手を出して来なかったのは僕を心配してのことだって分かってる。
でも、僕はずっと柊に抱かれたかった。
それが今日・・・
柊の家に着くと急にお姫様抱っこをされ、部屋まで運ばれる。
「ちょ・・・なにやってんの・・・////」
「してみたかったから。」
部屋に着くと柊のベッドに寝かされる。
柊も我慢の限界なのか、そのまま僕の上に被さり深いキスを落としてきた。
僕もそれに答える。
今の僕はハッキリと柊の目を見つめている。
ドキドキはするけど、もう平気だ。
寧ろ、もっと顔を見ていたい。
「んふ・・・ひい・・・らぎ・・・////」
「あやと・・・好き・・・////」
僕にキスを落としたまま、制服を柊が脱がしていく。
柊の指が素肌に少し当たるだけで「あっ・・・」っと声が漏れる。
触れる所が熱くなる。
もっと触れて欲しい。
僕の髪も、唇も、身体も全て柊の手で触れて欲しい。
柊も上を脱いでいく。
露わになる柊の身体はとても帰宅部とは思えない筋肉の付き方をしている。
元々何かスポーツをしていたのだろう。
服の中も僕の理想のタイプだ。
「綾斗、触るよ?」
柊の手が下着の中にゆっくりと侵入してきて、僕のお尻に触れる。
そのまま割れ目に入ってきて、中に指を入れ解していく。
1本だ。
やっぱり気遣ってる・・・?
「んぁっ・・・ひいらぎ・・・大丈夫だから・・・もっと入れて?////」
「わかった・・・」
そう言うと、柊は容赦なく指を増やしてきた。
「あぅっ・・・らめ・・・////」
指だけでこんなに感じたのは初めてだ。