第7章 『許すと、思う?』
「……っ、ぅ、ぁ、ぁあ……っ」
「華」
顔を真っ赤にしたまま、涙を流す華の頬へと掌を伸ばす。
顔を反らしたままの華の顔を強引に正面へと向けて、視線を合わせた。
「しょ、さ……っ」
それでも視線を背けようとする華に、指先へと力を入れて阻止する。
「駄目だよ。逃げちゃ」
「薔、さまお願い、外してください……っ」
「だから駄目だって」
「………っ」
「大丈夫、泣かなくていいんだよ?」
そんなに泣かれちゃうと理性が崩れちゃう。
華の涙には魔力があるんだから。
もっともっと、泣かせたくなる。
もっともっと、酷いことをしてしまうから。
「気持ち良かった?」
「お願い、薔さま……」
「泣かないで。大丈夫。僕は嬉しいよ?華が気持ちいいと、僕は嬉しくなる」
「え……」
「『これ』はね、華が思ってるような汚いものじゃないから、安心して?」
指先で少し、触れただけでビクン、と跳ねる体が愛おしい。
奏でられる厭らしい水音も。
自分が奏でてると思うだけでたまらなくなる。
我慢、出来なくなる。
「━━━━━━華」
「………っ?」
「ごめん、正直、こんなことする予定じゃなかったんだけど……」
痛くて。
辛くて。
我慢が効かない。
理性が壊れる、前に。
「ごめん華、ちゃんと足、閉じてて」
「や……っ!?薔さま、嫌ですっ、こんな格好……」
手首はそのままに、華を四つん這いへと誘導すれば。
予想どーりに暴れる華に合わせてガシャン、ガシャ、と、手首がなる。
「お願い華、もう限界なんだ」
「………っ」
腰を引き寄せて頼み込めば、体を震わせながらもおとなしくなる、華。
「ありがとう、ごめんね?」
閉じられた足の間へと、ぱんぱんに充血し滾るそれを擦り付ける。
「━━━━━っぅ!?」
「そのまま、足、力入れてて」
「な、何、薔さま………っ?」
動揺し体を起こそうとする華の腰を引き寄せて、先ほどの愛撫で十分に濡れた秘部へとそれを近付け。
「じっとしてて、華」
それを前後に、動かした。