第7章 『許すと、思う?』
「……っぅ、っぁぁっ、っあんっ、━━━っぅ」
かわいい華。
羞恥に顔を真っ赤に染めて。
涙で顔をぐしゃぐしゃにして。
ホントにかわいいな、華は。
泣くことなんて、ないのに。
潮を、お漏らしだと完全に誤解してる華の羞恥に震える顔が堪らなく厭らしくて。
もっともっと、苛めたくなるんだよ?
「ねぇ華、僕が好き?」
「は…っ、ぁ、ぁ、ああっ!?」
顔をあげて。
だけど剥き出しにしたままの突起は舌の代わりに指先が愛撫を続ける。
はち切れそうに充血したそこは、それだけでも大きな刺激となり、さらに体を震わせるのだ。
蕩けた表情(かお)。
流れ出た唾液と涙でぐちゃぐちゃになった顔。
合わない焦点。
「華」
意識を向けさせようと、ぐりぐりと突起を強く刺激、すれば。
「っぁぁ!?っや、め……っ、いやぁっっっ」
ガチャン ガチャンと、手首がなる。
「大丈夫だよ、そのままイってごらん?」
「嫌っ、薔さま離して……っ、お願い離してぇっっ」
首をさらに折れるくらいに振り続ける華を見下ろして。
知らぬうちに口角があがる。
「ぇ」
瞳を潤ませたままに、一瞬だけ絡んだ視線はまたすぐに外された。
指先を離し、突起は剥き出しのまま。
「━━━━ひやぁっう……っ、ぁぁあっっ」
先ほどの震えるローターを、再度押し当てたから。
「━━っ、ぅあっ、やぁっ、いやぁ……っ」
その瞬間。
先ほど同様、プシュ、って。
華の愛液はシーツを濡らした。