第1章 本音と弱音
緑「ね…横山くん…っ/」
黒「大倉…」
緑「俺も、好きだった…ずっと、横山くんが…好きやったんよ…」
黒「え、、?」
感情を整理することができない俺は、きっといつもの間抜けな表情だったんだろうな。
そんな俺をよそに大倉は言葉を続ける。
緑「だから、横山くんがさっき言ってくれた言葉…本当に嬉しかった。」
黒「ほんま…に?」
緑「うんっ、ほんまっ、、(ニコッ)」
少し涙を浮かべながら弱々しく微笑む大倉が俺の目の前にいる。
こいつはどこまで…。
子供かと思えば、大人だったり、やっぱり子供かと思わせて、急に大人になる。
もう…何も隠さなくてええから。
俺だけにはどんな姿見せてもええから。
黒「大倉。」
緑「横山くん…」
黒「俺の家、来るやろ?」
緑「…うんっ」
小さく頷く大倉を壊したくて仕方がなくなった。