第1章 本音と弱音
緑「んな〜、横山くんそこの振りちょっと惜しいねんなぁ。」
黒「え、あ、そうなん?ごめんやで…」
緑「ええよっ!もっかいやろっか!」
黒「た、頼むわ」
振りを覚えるのが遅い俺に、付きっきりで教えてくれる大倉。
忙しいのにどこまで優しいねん、ほんまに…。
緑「おー!めっちゃ良くなった!やればできるやん」
黒「ありがとな、大倉のおかげやわ。」
緑「本当にそう思ってる〜?」
黒「そりゃもちろんっ、」
緑「じゃあさ、メシ連れてって?」
首を傾げてニヤッと不敵な笑みを浮かべる大倉。
きっと奢らせようとしてるんやろうけど。笑
黒「おう、ええよ?笑」
緑「やったーーー!」
俺のおごりでもええよ、大倉と2人で居られる時間が増えるならそれでもいい。