第9章 My FEELING I want to fulfill
私は…この時間が好き。
あなたと同じ空間にいられるから。
あなたの視線と興味を独り占めできるから。
あなたと二人で居られるのがすごく幸せで…思わず笑みがこぼれてしまう。
それくらい、私はあなたのことが好きみたいです。
マユリ様ーー…
この気持ちを伝えられる日が来るまで、私は初めて抱いたこの緊張しながらも心踊る感情を大切に持ち続けます。
今日も私はあなたよりずっと後ろにいるけれど、いつかその隣を歩けるように。
待ってはくれないあなただけど、いつか私の声が届いて、いつかこの手があなたの背中に触れそうになったらーー…
あなたは私に、振り向いてくれますか…?
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