第2章 This PROMISE will be our CURSE
ここは真央霊術院。
私は尸魂界で憧れの職業と言われる死神になるため、日々鍛錬と学業に勤しんでいる。
「リコちゃ〜ん!」
「お昼ご飯食べに食堂行こー!」
ちょうど授業が終わって鐘が鳴ると、仲良しの久南ニコちゃんと壺府リンくんが私を呼ぶ元気な声が聞こえてきた。
「うん!今日何食べる?」
廊下に出て二人に混ざり、食堂の方へ歩く。
「僕は日替わり定食にしよっかな〜」
「あんたいっつもそれじゃない!」
冒険しないリンくんに、ニコちゃんが厳しいツッコミを入れる。
「ふふっ。じゃあ、私も今日はそれにしてみようかな!」
ここでの毎日は楽しい。
流魂街にいた時には想像もできなかった華々しい学院生活。
課題やら訓練やらで忙しいけど…私にはそれくらいがちょうど良い。
あの日のことを忘れられるからーー…
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