第5章 From CONFLICTS
「で?何やってたの?七緒ちゃん」
「英さんに困っていることがないか聞かれていたので、うちの隊で困っていることを頭に思い浮かべてました。主に隊長が仕事しないことでしたが」
「相変わらず辛辣だなぁ、七緒ちゃ〜ん」
あまり意に介していなさそうな京楽隊長に、伊勢副隊長はハァ…と大きくため息をつく。
伊勢副隊長…やっぱり大変そう…。
「それよりリコちゃん、そんなこと言い出すなんて急じゃない。便利屋にでもなっちゃったの?」
京楽隊長は不思議そうに私を見る。
「いえいえ!何かお困りで技術開発局がお役に立てることがあればと思ってお伺いしてたところです」
「あ〜…それって涅隊長から言われてだったりする?だとすると、後で何ふっかけられるかたまったもんじゃないんでねぇ…」
京楽隊長は困った様子で言いにくそうにしてる。
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