第5章 From CONFLICTS
「そうそう。それで、阿近さんがさーー…」
「えー!?そうだったんだ!さすがニコちゃん、よく見てるね」
技術開発局の廊下で偶然ニコちゃんに会った私は、ガールズトークに花を咲かせていた。
「ていうか、ずっと気になってたのにタイミングなくて言えてなかったことなんだけど、死覇装変えたでしょ?」
ニコちゃんがふとそんなことを言い出すから、私はうんと頷いた。
「みんな同じだから特徴あった方がいいよって、乱菊さん…松本副隊長に言われてね」
私が着ている死覇装は、九番隊が刊行している雑誌の取材がきっかけでお世話になっている十番隊の副隊長、乱菊さんに選んでもらったもの。
膝より少し上くらいのキュロットスカートタイプの死覇装に黒のタイツを合わせている。
「とっても似合ってる!さすがはお洒落な松本副隊長ね」
「ありがとう!乱菊さんに感謝しなきゃ」
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