第4章 NOT Misunderstanding
まぁ、確かにそうだけど…。
普通、苗字一緒で顔立ち違かったら夫婦かと思うじゃない!?
…って、涅隊長の素顔知らないから顔立ちとか関係なかったか…ははは…。
でも…そっか。
涅隊長、てっきり既婚者だと思ってたけどそうじゃなかった。
じゃあ…私にもーー…
「じ、じゃあ、私とだったら夫婦に見えますか!?」
「な!?なぜ私がお前と夫婦にならなければならんのかネ!?飛躍しすぎて訳がわからないヨ!」
「ふふ!冗談です。本気にしました?」
「こ、この私で遊ぶとは随分と面白いことをするじゃないか…」
そう言って、涅隊長は私から視線をそらした。
「ふん!とんだ思考回路の持ち主だネ、英リコ。いいかネ?私とお前じゃあ月とスッポンだヨ。わかったら身の程をわきまえてさっさと仕事に戻りたまえ。行くヨ、ネム」
「はい、マユリ様」
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