第2章 This PROMISE will be our CURSE
「まぁいい。この調査書に書いてあるとおり、君の希望している八番隊からお声がかかるのをわくわくしながら待っていればいいんじゃないのかネ?奴は女に目が無いが、実力の伴った女にはもっと目が無い。ま、護廷に入ったところで君程度では京楽のお眼鏡に叶うとは思えんがネ」
うぅ…。
すっごい遠回しに「ここじゃ実力があるのかもしれないが、お前じゃ無理」って言われたような…。
「はい…。精進します…」
思わず肩を落とす。
はぁ…。
護廷の隊長が言うんだからたぶんそうなんだよね…。
ここで満足してちゃいけないってことなのかも。
「…言い返して来ないのかネ?もっと負けず嫌いな勝ち気な女だと思っていたのだが…。まさか認めた訳じゃあるまい?」
「え、あ…そ、そうですね。ちょっと慢心してた私に喝を入れてくださったのかと思って…」
「なるほど。頭の中がお花畑とはまさにこのことを言うのかネェ」
涅隊長は小さく息をつく。
すっごい皮肉言われたけど…これがスパルタ教育か。
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