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【ヒロアカ】マイ・ストロング・ヒーロー

第9章 戻った日常




その後、男子更衣室にてーーー。



「久々の授業、汗かいちゃった☆」

「俺、機動力課題だわ」

「情報収集で補うしかないな…」

「それだと後手に回んだよな…常闇とか瀬呂が羨ましいぜ」

青山や切島、常闇、上鳴の話を耳に挟みながらも、緑谷は着替えながら深刻な顔をしていた。授業が終わったあとオールマイトのところへ来るように呼ばれたのだ。話の内容は、オールマイトとワンフォーオールについて…オールマイトの改まった言い方に、緑谷はどこか恐怖を感じていた。そんな時。

「おい緑谷!!やべぇ事が発覚した!!こっちゃこい!!」

「ん?」

興奮した様子で呼びかけてきたのは、峰田だった。だが、彼が興奮する理由はひとつしかないのだ。峰田は、更衣室の壁に貼られたポスターの裏に小さな穴を見つけたのだ…そう、この更衣室の隣は女子更衣室…

「見ろよこの穴、ショーシャンク!!恐らく諸先輩方が頑張ったんだろう!!となりはそうさ!女子更衣室!!」

「「ーーーっ!!」」

峰田の言葉に、上鳴をはじめとした一部の男子が激しく反応した。

「峰田くんやめたまえ!!ノゾキは立派なハンザイ行為だ!」

「オイラのリトルミネタはもう立派なバンザイ行為なんだよォオ!!」

そう言いながら峰田は、穴の向こうを覗き込む。

「八百万のヤオヨロッパイ!!芦戸の腰つき!!葉隠の浮かぶ下着!!麗日のうららかボディに蛙吹の意外オッパイ…!!そしてなにより四楓院のグラビア級ボインと引き締まったくびれ…さらにぷりケ…」

ドッ…

「あああ!!!」

穴の向こうから静かにイヤホンジャックが伸びてきて、峰田の目に直撃。目から爆音が流れ、峰田は悲鳴をあげた。

「耳郎さんのイヤホンジャック…正確さと不意打ちの凶悪コンビが強み!!」

女子の静かなる反撃に緑谷は目が飛び出るほど驚いた。

「目から爆音があぁぁぁ!!!」

「自業自得だ、言わんこっちゃない!!」

「でも確かにあいつの体つきは高校生じゃねえよな…発育の暴力だぜ」

スケベ大使の上鳴も峰田が覗きたくなる理由に納得してしまっていた。

「しかも筋肉がついたせいか、さらに体が引き締まって更にエロさを増してる…」

「雄英に18禁が2人も居るなんて…オイラたちは恵まれてるな上鳴…!」

「俺たちは幸福の星のもとに生まれてきたよな!」

「バカバカしい…」
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