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【ヒロアカ】マイ・ストロング・ヒーロー

第7章 熾烈を極めし、雄英体育祭


『あの四楓院…うん爆豪1回戦突破』

『ちゃんとやれよ、やるなら…』

『さァ気を取り直して…』

「私情すげぇな……」

『1回戦が一通り終わった!!小休憩挟んだら早速次行くぞー!』


*******

「「!?」」

試合が終わり、爆豪は観客席へと向かっていた。ちょうどその時緑谷と鉢合わせた。

「うわっ、かっちゃん!」

「んだてめェ何の用だ!死ねカス!」

「いや、ちょっと控え室に…あと1回戦おめでとう…じ、じゃあ…」

「……てめぇの入れ知恵だろ、あの捨て身のクソ策は…厄介なことしやがって。ふざけんじゃ…」

「違う」

爆豪の言葉を、緑谷がすぐに遮った。

「全部…四楓院さんが君に勝つ為に考えて組んだんだよ。厄介だって思ったんなら、それは…四楓院さんが君を翻弄したんだ」

「……確かに…あいつらしかったよ」



***

「おーう、何か大変だったな悪人面!」

「組み合わせの妙とはいえとんでもないヒールっぷりだったわ、 爆豪ちゃん」

「うるっせえんだよ黙れ!!」

「まァしかし、か弱い女の子によくあんな思い切りのいい爆破できるな!俺はもうつい遠慮しちまって…」

「完封されてたわ、上鳴ちゃん」

「あのな梅雨ちゃん…」

「フンッ!!…どこがか弱ェんだよ…」


ーーーあいつは、誰よりも強かった。



彼女の手は、確かに爆豪の腕に届いていたのだから…





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