第7章 熾烈を極めし、雄英体育祭
「…相変わらず、お前は泣き虫だな…だが、戦いはまだ終わってはいない。気を引き締めて行こう」
常闇はさくらの頭をポンポンと撫でてそう言った。さくらも涙を拭い、大きく頷いた。
「…うん!」
『1時間ほど昼休憩挟んでから午後の部だぜ!じゃあな!!!…おいイレイザーヘッド、飯行こうぜ!』
『俺は用事がある』
『ヒュー』
休憩時間、各自で反省会が行われていた。
「…何が起きたんだ?いつの間にか0ポイントになって終わったぞ…」
「あの小人の方のポイント穢らわしい取り方をしてしまった罰でしょうか…」
「悔しいわ…三奈ちゃんおめでとう」
「爆豪、轟の氷対策で私入れてくれてた実力に見合ってんのかわかんないよー」
「飯田くんあんな超必殺持ってたのズルイや!」
「ズルとは何だ!!あれはただの誤った使用法だ!」
「ウエーイ…」
「どうにも四楓院くんとは張り合いたくてな」
「ん?あれ、さくらちゃんは??」
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